●防犯に対する考え方

2015.9.22 酒田第一タクシー株式会社
1. 平素の心構え
① 遠距離又は、あいまいな行き先を告げるお客に対しては、特に内容を確かめながら、必ず配車室へ行き先を連絡する。
② 不要な現金はなるべく所持しない。
③ 用件があって車から離れる際は、必ずキーを抜きドアロックする。
ポイント ◆行き先をはっきりさせる ◆不要な現金は所持しない
 
2. 不審者の見分け方
① 最初の行き先と極端に違う方向へ指示されたり、途中で行き先を度々変更する人。
② 特に淋しい場所の運行を指示したり、その場に停車を命じる人。
③ 目に落ち着きが無く、態度がそわそわしている人。
④ バックミラーを避けて座り、ことさら運転席の背後や助手席に乗り込む人。
ポイント ◆行き先を度々変更 ◆目や態度に落ち着きが無い◆特に寂しい場所に行き先を変更する
 
3. 危険を感じたときの措置
① 不自然にならない程度 話しかけ、相手の犯行意欲をにぶらせる。
② 人気の無い方向へ運行を命ぜられたときは、道路工事で不通等の口実をもうけて、できるだけ明るく安全な道路を選ぶこと。故障とか燃料切れ等(ガススイッチを切る)の理由で下車してもらう事。
③ 停車を命ぜられたときは、明るい場所を選び、すぐ車外に飛び出せる態勢を整える。
ポイント ◆犯行意欲をにぶらせる。 ◆道路工事・故障・燃料切れ等で下車してもらう。
 
4.犯人に襲われたときの措置 (自分の命を守る行動を)
④ 全て人命が優先される。 お金を要求された場合は、おとなしくお金を渡す。
⑤ 襲われたとき不用意に騒いだりすると、相手も興奮して危険である。 あわてず、できるだけ外部に報告、通報することや、無事に逃れる工夫をする。
⑥ できれば、犯人の人相、着衣、特徴等を記憶しておく。
⑦ 現場は指紋、足跡、遺留品が残されているので、人を近づけたり、手を触れさせないようにする。
ポイント ◆全て、人命が優先される ◆指紋・足跡・遺留品が残されている。
 
5. 相互協力体制の確立
① へんぴな場所で他のタクシーとすれ違ったときは、互いに異常の有無を確かめ合う。
② 同僚は、問題発生時、無理をしない範囲で配車指示に従い、尾行する。
③ 配車室は、車両に乗っている犯罪者を刺激することなく、警察への通報、警察からの指示を受ける。
ポイント ◆犯人を刺激しない。 ◆警察・配車室からの指示を遵守する。
 
6. その他一般的な注意事項
① 服装や態度、言葉使いが立派でも油断しない。常に動静に注意する。
② 犯罪は、夜ばかりとか、淋しい場所ばかりとは限らない。
③ 女性乗務員の場合は特に、華美な化粧や服装を避け、又、必要以上に親しく話しかけない。
ポイント ◆必要以上に親しく話しかけない
④ 車内掲示物変更→【この車両は、国土交通省が推奨する、ドライブレコーダーを設置しています。】
(抑止力)(目たつように表示)【後部座席の方も、シートベルトを装着ください。】
【防犯社内ルール】
(A)移動局 乗務員は、
「身の危険を感じたら」「異常な会話」「鬼気迫る暴言」等の時は、
車内ドラレコボタンを押す。
(B)移動局は、逃げられる状態になかったり、
音声で配車室に対して危機を告げられない時は、マイクのスイッチを3回押す。
(C)配車室は、その移動局の車内会話を強制的に聴く。
(D)配車室は、会話を録音する。 ※毎月第3月曜日に複数台の移動局で訓練する。